※この記事は2023年7月時点の情報に基づいて執筆しています
電気街として昔から親しまれる秋葉原駅。今ではアニメや漫画といった「サブカルチャー」として日本を代表する街となっています。
本記事では、秋葉原から成田空港へのアクセス方法を徹底解説します。電車だけでなく、それ以外の方法も紹介するので、移動方法に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
秋葉原から成田空港まで電車で行くには

秋葉原から成田空港まで電車で行く方法を紹介します。
主な電車ルートは5つです。料金と所要時間は下記の通りです。
ルート | 料金 (ICカード利用) | 所要時間 | 特徴 |
東京メトロ日比谷線→東京メトロ東西線→京成本線 | 1,104円 | 約2時間 | 最安値だが乗り換え多数になる |
都営新宿→京成本線 | 1,198円 | 約1時間40分 | 秋葉原近くの別の駅からアクセスする |
JR→京成本線 | 1,154円〜 | 約1時間45分 | 乗り換えしやすい |
JR | 1,342円 | 約1時間30分 | 改札から出ることはない |
JR→成田スカイアクセス | 2,724円〜 | 約1時間20分 | 最短時間で移動が可能になる |
5つのルートには、メリット・デメリットがあります。それぞれ詳しく解説します。
東京メトロ日比谷線→東京メトロ東西線→京成本線
東京メトロを利用した移動は、乗り換えが多いものの、一番運賃を抑えられる手段です。
到着時間も把握しやすいですが、日比谷線→東西線→京成本線ルートでは乗り換えが多いため時間がかかってしまいます。
【料金・所要時間・ルート】
料金(ICカード) | 1,104円 |
所要時間(乗り換え含む) | 約2時間〜 |
ルート | ■秋葉原 ↕︎(東京メトロ日比谷線) ■茅場町 ↕︎(東京メトロ東西線) ■西船橋 ↕︎(徒歩) ■京成西船 ↕︎(京成本線) ■京成津田沼 ↕︎(京成本線快速) ■成田空港 |
駅構内の移動だけでなく、一度改札を出て西船橋駅から京成西船駅までの移動が必要です。そのため、大きな荷物を持っての移動は負担が大きくなる可能性があります。また、徒歩移動に時間がかかってしまうと予定していた時刻に到着できない可能性も高くなるため、時間に余裕があり、荷物が少ない人におすすめのルートです。
都営新宿→京成本線
秋葉原駅の近くには、岩本駅があります。徒歩圏内で移動できるため、岩本駅から成田空港へ移動することも可能です。
【料金・所要時間・ルート】
料金(ICカード) | 1,198円 |
所要時間(乗り換え含む) | 約1時間40分〜 |
乗り換え・停車駅 | ■岩本町 ↕︎(都営新宿線) ■本八幡 ↕︎(徒歩) ■京成八幡 ↕︎(京成本線快速) ■成田空港 |
JRを利用せずアクセスができるため、比較的移動費用を抑えることが可能です。
しかし、前述の東京メトロ日比谷線→東京メトロ東西線→京成本線ルートと同様に、徒歩の駅間移動があり、大きな荷物では移動しにくくなります。
岩本町駅は秋葉原駅と異なり、都営新宿線のみ対応しています。そのため、もし遅延などトラブルがあった際は秋葉原駅に移動する必要があります。
このルートも、荷物が少なく時間に余裕のある方が向いているでしょう。
JR→京成本線
秋葉原駅は、船橋駅や日暮里駅、上野駅などといった成田空港へ直通する京成本線が停車する駅へアクセスがしやすいです。そのため、特急を使わずとも成田空港にアクセスが可能です。
【料金・所要時間・ルート】
乗り換え駅 | 船橋 | 日暮里 |
料金(ICカード) | 1,154円 | 1,209円 |
所要時間(乗り換え含む) | 約1時間45分〜 | 約2時間10分〜 |
乗り換え・停車駅 | ■秋葉原 ↕︎(中央・総武線) ■船橋 ↕︎(徒歩) ■京成船橋 ↕︎(京成本線) ■成田空港 | ■秋葉原 ↕︎(京浜東北線) ■日暮里 ↕︎(京成本線) ■京成津田沼 ↕︎(京成本線) ■成田空港 |
乗り換え距離の短い駅が多く、比較的スムーズに移動可能です。京成本線にある複数の駅にアクセスが可能なことで、運行本数も多くなり、時間も調整しやすくなります。ただ、時間帯によっては混雑するため、混雑を避けたい方は調整が必要です。
JR
秋葉原から成田空港まで、JRのみ利用するという移動方法もあります。
【料金・所要時間・ルート】
料金(ICカード) | 1,342円 |
所要時間(乗り換え含む) | 約1時間30分〜 |
乗り換え・停車駅 | ■秋葉原 ↕︎(中央・総武線) ■錦糸町 ↕︎(総武線快速) ■千葉 ↕︎(成田線) ■成田空港 |
錦糸町駅から成田空港までは、路線の名前は変わりますが乗り換えすることなく直通で運転されます。乗り換えが1回で済み、他の路線を使わず到着できるため、東京の複雑な路線に慣れていない方にとってはおすすめの移動手段です。しかし、JRが止まってしまった場合には利用できなくなる可能性が高いため、他のルートは事前に調べておきましょう。
JR→成田スカイアクセス
秋葉原駅から成田空港まで最も早いのが、成田スカイアクセスを利用した移動です。
種類 | スカイライナー |
料金(ICカード) | 2,724円(乗車券1,424円+特急券1,300円) |
所要時間(乗り換え含む) | 約1時間20分 |
ルート | ■秋葉原 ↕︎(京浜東北線) ■日暮里 ↕︎(スカイライナー) ■成田空港 |
成田スカイアクセスは、スカイライナーを利用すると最も早く成田空港に到着できます。そのため、特急券が必要となり、電車のアクセス方法の中でも高額になります。成田スカイアクセスの特急であれば、特急券は不要で費用を抑えて利用可能です。しかし、所要時間が約1時間33分となり、約20分ほど遅くなります。とにかく早く到着したい方は、特急券を購入しスカイライナーを利用するのがおすすめです。
秋葉原から成田空港までの他の交通手段

電車は本数も多く、多くのアクセス方法があるため空港に到着時間をうまく調整したい方にとってはおすすめです。しかし、時間帯によっては混雑し、大きな荷物を持って移動するのは負担となることも多いでしょう。
そこで、バスやタクシー、スマートシャトル®といった他の交通手段について紹介します。料金や所要時間などは下記の通りです。
交通手段 | 料金(1人あたり) | 所要時間 |
高速バスと電車 | 1,446円 | 約1時間30分〜 |
タクシー | 1台あたり 30,950円〜 | 約1時間〜 |
スマートシャトル® | 5,980円 | 約1時間〜 |
各手段の詳細について詳しく見ていきましょう。
秋葉原から成田空港まで高速バスで行く方法
秋葉原から成田空港までは直通のバスはありません。そのため、電車で高速バスがある東京駅まで行き、バスに乗り換える必要があります。
【バスの料金・所要時間・ルート】
料金 | 1,446円 |
所要時間 | 約1時間30分〜 |
ルート | ■秋葉原 ↕︎(山手線) ■東京駅 ↕︎(JR高速バス エアポートバス東京・成田) ■成田空港 |
秋葉原から東京駅まで出てから、高速バスの利用が可能になります。
東京駅から成田空港までは他のバス停に停車せず向かうため移動がスムーズです。
しかし、バスを利用する場合は、交通状況によって所要時間が変わることが多いため注意が必要です。
【東京駅発】
東京駅から乗車する際2023年6月現在は、全席自由席となっています。直接乗り場またはJR高速バスきっぷ売り場へいき、切符を購入し乗車できます。1時間に3〜6本程度運行しているので、余裕を持って乗車するバスを選びましょう。
乗り場は、東京駅八重洲南口となります。バスターミナルが目の前ですので、「7番」「8番」から乗車します。
※最新情報はエアポートバス東京・成田で確認してください。
成田空港には現在3つのターミナルがあり、発着する航空会社が異なります。
利用する路線を把握して、降りるバス停を確認しておきましょう。ターミナルは、第3→第2→第1の順で到着します。
ターミナル | 路線 | 航空会社 |
成田空港第1ターミナル | 国内線・国際線 | ANA,ZIPAIR,Peach他 |
成田空港第2ターミナル | 国内線・国際線 | JAL他 |
成田空港第3ターミナル | 国内線・国際線 | Jetster他 |
※天候や航空会社の都合によって変更される場合もあります。必ず事前に確認してください。
【成田空港発】
成田空港からは座席定員制のため、時間指定で乗車券を購入します。
座席は自由席のため、乗りたい座席がある場合は早めに乗り場へ向かいましょう。
乗り場 | |
成田空港第1ターミナル | 31番から7番へ変更 |
成田空港第2ターミナル | 2番・19番から6番へ変更 |
成田空港第3ターミナル | 5番乗り場 |
【バスのメリット・デメリット】
メリット | ・荷物を預けられる・降り場から空港まで近い・本数が多い |
デメリット | ・混雑状況によって所要時間が変動 |
大きな荷物を預けられ、降り場も空港から近いため、負担が少なく移動ができます。一方で、交通状況が大きく時間に影響するため、時間に余裕がある方のほうがおすすめです。
秋葉原から成田空港までタクシーで行く方法
タクシーは最寄りの乗り場から好きな場所まで送迎してもらえる手段です。大きな荷物も預けられ、一人でも利用し他の乗客に気を遣うことはありません。秋葉原駅は西口、東口、昭和通り口の3ヶ所に乗り場があり、タクシーを捕まえやすいでしょう。
秋葉原〜成田空港までの料金目安 | 30,950円〜 |
混雑なしの所要時間目安 | 約1時間30分〜 |
ルート検索により、おおよその料金を確認できます。
利用前に、到着したい時間帯の状況を把握しましょう。
参考:NAVITIME
【メリット・デメリット】
メリット | ・時間に融通が効く ・深夜や早朝でも移動可能 ・ほかの乗客には気を使わない ・荷物をトランクに預けられる |
デメリット | ・高速代金や深夜割増料金がかかる ・乗り場まで行く必要がある ・交通状況によっての影響が大きい |
秋葉原から成田空港までスマートシャトル®️で行く方法
スマートシャトル®️というタクシーと似た方法で移動することも可能です。スマートシャトル®️とは、株式会社NearMeが提供するタクシー相乗りサービスとなっており、目的地まで最大9名で相乗りできます。
【スマートシャトル®の料金・所要時間】
料金 | 1人あたり5,980円 |
所要時間 | 約1時間〜 |
子どもが同乗する場合、1人あたり2,990円から利用できます。
さらに3人以上は、グループ割が適用され、1,500円程度割引されます。ファミリーといった大人数での移動になるほど、1人当たりの費用を抑えることが可能です。
※初回乗車の場合、乗車料金が30%オフ(貸切の場合は、対象外)
シュミレーターによって目安がわかるので詳しく知りたい方は試してみましょう。
メリット | ・高速利用でもタクシーより低額で利用できる ・荷物を1個無料で預けられる ・時間帯(深夜早朝)を気にせず移動できる ・ドアツードアで移動できる |
デメリット | ・混雑状況によって所要時間が変わる ・前日までに予約する必要がある ・サービス提供エリアが限定される ※東京23区は提供エリアのため、秋葉原は利用可能 |
スマートシャトル®は、高速を利用しても価格に変動がないためタクシーより費用を抑えて移動できます。また、指定場所から移動もできるため、大人数や子連れでも便利なのが魅力です。
秋葉原から成田空港まではスマートシャトルがおすすめ

ここまで電車とその他3つの移動手段を紹介してきました。
中でも、秋葉原から成田空港への移動は、スマートシャトル®がおすすめです。
おすすめな理由をスマートシャトル®の概要とともに解説していきます。
スマートシャトル®の 概要
スマートシャトル®は、株式会社NearMeが運営している定額の相乗りタクシーサービスです。
自宅から空港まで乗り換え不要でアクセスできるため、荷物の持ち運びがなく快適に移動できます。
スマートシャトル®︎を利用するには、前日18時までに予約が必要となります。
予約方法は公式サイトから、乗車場所・到着時間・人数・荷物の数などを入力すると、時間に合わせてルートが表示され、仮予約後、24時間以内に配車可否を確認するだけです。支払いもオンライン事前決済のため、簡単に予約から支払いができます。
空席がある場合のみ、当日予約を受け付けています。
スマートシャトル®のメリット
スマートシャトル®︎のメリットは下記が挙げられます。
- 複数人でお得に利用
- ドアツードアで移動できて乗換なしで行ける
- タクシーよりも安い
それぞれ見ていきましょう。
複数名でお得に使える
スマートシャトル®は大型ワゴン車のため、複数での利用が可能です。また、一人ひとりのスペースも確保させているため、タクシーやバスよりも快適に過ごせます。3名以上だと割引も適用されるだけでなく、貸切送迎も対応。大人数やファミリーの乗合には最適だといえるでしょう。
ドアツードアで移動できて乗換なしで行ける
秋葉原駅から成田空港に行くには、電車やバスの場合、駅やバス停まで向かわなくてはいけません。さらに、本数が限定され空港に到着したい時間を調整するのは難しい場合もあります。スマートシャトル®︎は、指定の場所から乗車でき、好きな時間に予約できるため調整も簡単です。
タクシーより安い
自宅やホテルなど好きな場所から乗れるにもかかわらず、タクシーより費用は安く済みます。また、高速を使うと早く着くものの費用が高額になる場合がほとんどですが、スマートシャトル®️であれば、費用は変わらずスムーズに到着が可能です。
まとめ
秋葉原から成田空港までの移動方法をご紹介しました。
最もスタンダードな電車移動以外にも、メリットやデメリットを理解した上で、アクセスしやすい移動手段を選択してみてください。
スマートシャトル®は、費用を抑えつつ、快適に移動できる手段です。プロドライバーによる運転で快適に空の旅へ向かえるでしょう。ぜひ今後の交通手段の一つとして検討してみてください。