東京スカイツリーが開業し、一躍有名となった押上(スカイツリー前)駅。駅前はスカイツリーによって栄えており、一歩足を伸ばすと住宅が増え、下町としての顔も持っています。
本記事では、押上から成田空港へのアクセス方法を徹底解説します。公共交通機関の乗り換えから、それぞれのメリット・デメリットについてもまとめていますので、自分にあった方法を見つける参考にしてみてください。
押上から成田空港までの移動手段まとめ

押上から成田空港までは、4つの移動手段があります。料金や特徴などを簡単にまとめていますので、全体を把握するための参考としてください。
移動手段 (押上駅〜成田空港第1ターミナルの区間) | 料金 | 乗換回数 | 所要時間 | 特徴 |
電車 | 1,184円 (ICカード) | 0回 | 約55分 | ・乗り換えがなくアクセスできる ・時間通りの移動が可能 ・特急に乗る必要がある |
バス | 1,720円 | 2回 | 約2時間 | ・直通バスはなく、乗り換えが必要 ・渋滞によって左右される ・高速バスは予約が必要 |
タクシー | 約23,500円〜 | 0回 | 約2時間 | ・乗り換えがない ・費用が高額 |
スマートシャトル®️ | 5,980円 | 0回 | 約1時間半 | ・ドアツードアで移動できる ・他の乗客を気にせず移動できる |
それぞれの移動手段には、メリット・デメリットがあります。次の事項から、詳しく解説します。
押上から成田空港までの4つの移動手段

押上から成田空港までは、4つの移動手段があります。
- 電車
- バス
- タクシー
- スマートシャトル®️
それぞれの料金や移動時間などを詳しくみていきましょう。
押上から成田空港まで電車で行く方法
電車を利用する場合、紹介しているどの交通機関よりも費用は抑えられます。成田空港は千葉県にあるので、東京〜千葉までの長い距離の移動が必要です。そのため、車やタクシーでの移動は、比較的高額になってしまいます。一方、電車は費用が抑えられ到着時間も把握しやすいです。
押上から成田空港までは、「京成成田スカイアクセス線アクセス特急」と「京成本線」のどちらかを利用すると乗り換えもなくアクセスしやすいです。両方の違いは下記の通り。
【電車の料金・所要時間・ルート】
京成成田スカイアクセス線アクセス特急 | 京成本線 | |
料金(ICカード) | 1,184円 | 989円 |
所要時間(乗り換え含む) | 約55分 | 約1時間30分 |
ルート | ◆押上 ⇅直通(成田スカイアクセス線・アクセス特急) ◆成田空港 | ◆押上 ⇅(京成押上線) ◆青砥 ⇅(京成本線) ◆成田空港 |
※場合によっては直通・乗り換えの必要あり
JRを利用したアクセスもありますが、京成成田スカイアクセス線・京成本線よりも高額になり時間もかかります。また、特急なので特別列車のイメージがありますが、運用は普通列車のため特急券も必要なくリーズナブルになるのです。
電車を利用するメリット・デメリットは以下の通りです。
【電車のメリット・デメリット】
メリット | ・移動手段の中でリーズナブルに移動できる ・運行本数が多く、時間を調整しやすい ・交通状況に左右されない |
デメリット | ・時間帯によっては混雑している ・大きな荷物が邪魔になる |
電車は本数も多く、空港に到着したい時間に合わせてうまく移動が可能になります。渋滞などの交通状況にもあまり左右されません。
ただし、時間帯によっては混雑する場合もあるので、大きなスーツケースを持っていると負担になることもありえます。
なるべく費用を抑えたい、荷物が少ないといった方にはおすすめの移動手段です。
押上から成田空港までバスで行く方法
押上から成田空港まで、バスで行く方法もあります。電車と違い、押上からアクセスするためには乗り換えが必要となります。
【バスの料金・所要時間・ルート】
料金 | 1,720円 |
所要時間 | 約2時間〜 |
ルート | ◆押上 ⇅(都営バス) ◆隅田公園もしくは東武浅草駅前 ⇅(都営バス) ◆東京駅 ⇅(JR高速バス エアポートバス東京・成田) ◆成田空港 |
押上から東京駅まで出てから、高速バスの利用が可能になります。バスの乗り換えが発生するため、交通状況によって所要時間は変動するので、時間はあくまで目安です。
成田空港には現在3つのターミナルがあり、発着する航空会社が異なります。
自身の利用する路線を把握して、降りるバス停を確認しておきましょう。
ターミナル | 路線 | 航空会社 |
成田空港第1ターミナル | 国内線・国際線 | ANA,ZIPAIR,Peach他 |
成田空港第2ターミナル | 国内線・国際線 | JAL他 |
成田空港第3ターミナル | 国内線・国際線 | Jetster他 |
※天候や航空会社の都合によって変更される場合もあります。必ず事前に確認してください。
ターミナルは、第1→第2→第3の順で到着します。
乗り場が工事などにより変動することがありますので最新情報を確認しましょう。
乗り場 | |
成田空港第1ターミナル | 31番から7番へ変更 |
成田空港第2ターミナル | 2番・19番から6番へ変更 |
成田空港第3ターミナル | 5番乗り場 |
※2023年5月末現在
【バスのメリット・デメリット】
メリット | ・荷物を預けられる ・降り場から空港まで近い ・高速バスであれば座席を確保可能 ・本数が多い |
デメリット | ・市バスは座席確保が困難 ・混雑状況によって所要時間が不明 |
高速バスは、大きな荷物が預けられ、座席の確保も可能です。しかし、都営バスの場合は、座席の確保が難しくなり、大きな荷物も乗せにくくなります。
東京駅からの高速バスは、本数も多く利用しやすいですが、交通状況に大きく影響されるので、時間には注意が必要です。
ある程度時間に余裕を持てる、荷物が少なめの方には良い移動手段です。
押上から成田空港までタクシーで行く方法
タクシーは、「好きな時間、好きな場所」を指定して、送迎してもらえる手段です。一人での利用になるため、他の乗客には気を使わず、大きな荷物でも安心して利用できます。
押上から成田空港までのタクシーは、有名タクシー会社を手配する方法もありますが、エアポートタクシーの「定額タクシー」の利用が便利です。通常のメーター運賃とは異なり、東京都ゾーン内で均一運賃となります。
利用道路 | 京葉道路経由 | 首都高速湾岸線経由 |
料金 | 23,500円 | 23,500円 |
※墨田区エリア
前日までの予約で利用が可能になっています。一方で、深夜割増や高速代金実費などはあるため場合によっては上記よりも費用がかかります。
【メリット・デメリット】
メリット | ・時間に融通が効く ・深夜や早朝でも移動可能 ・ほかの乗客には気を使わない ・荷物をトランクに預けられる ・ドアツードアで移動可能 |
デメリット | ・高速代金が高額 ・大人数での移動は難しい ・交通状況によっての影響が大きい |
時間や乗客を気にせず移動ができるのは、大きなメリットといえます。大きな荷物もトランクに乗せられるため、負担も軽減されるでしょう。
しかし、東京から千葉への移動のため、高速の利用が想定されるためどの手段よりも高額になってしまいます。また、大人数での移動は、2台手配が必要になり、より高額になってしまう場合もあります。
少人数で、なるべく負担を軽減したい方にはおすすめの方法といえるでしょう。
押上から成田空港までスマートシャトル®️で行く方法
タクシーと似た方法で、スマートシャトル®️での移動手段もあります。スマートシャトル®️とは、株式会社NearMeが提供するタクシー相乗りサービスとなっており、大型ワゴン車による相乗りで、最大9名まで乗車できます。
【スマートシャトル®の料金・所要時間】
大人料金 | 5,980円 |
子供料金 | 2,990円 子供(6-11歳) ジュニアシート(4-5歳) チャイルドシート(0-3歳) ※膝上の子供は無料 |
スーツケース料金 | ひとり1個までは無料 2個目から1個につき1,000円 |
所要時間 | 約1時間〜1時間30分 |
3人以上は、さらにグループ割が適用され、1,500円から割引されます。ファミリーといった大人数での移動になるほど、1人当たりの費用は抑えられるでしょう。
※初回乗車の場合、乗車料金が10%オフ
メリット | ・タクシーの約4分の1の料金で利用できる ・ドアツードアだから荷物を持って歩かなくて済む ・時間帯(深夜早朝)を気にせず移動できる ・オンライン決済のため降車がスムーズ |
デメリット | ・交通状況によって所要時間が変わる ・サービス提供エリアが限定される ※東京23区は提供エリアのため、押上は利用可能 |
スマートシャトル®は、高速を利用しても料金に変動がなく、タクシーの約4分の1で利用できます。ドアツードアで移動も可能で、自分の好きな場所を指定できます。また荷物も無料で1つ預けることが可能です。
ファミリーといった大人数、移動の負担を減らしたい方にとっておすすめの方法です。スマートシャトル®の予約は公式サイトから簡単に利用できます。
スマートシャトルがおすすめな3つの理由

ここまで4つの移動手段を紹介してきました。押上から成田空港までは、スマートシャトル®がおすすめです。その理由を下記で解説します。
ドアツードアで移動できて乗換なしで行ける
空港を利用する場合、大きな荷物を持っていることがほとんどです。そのため、駅やバスまでの移動、車両の中での荷物の取り扱いは負担になります。自宅前からすぐ移動できることは大変魅力的です。余計な体力を使わず、旅行先で楽しむことに集中できるでしょう。
面倒な支払いが必要ない
公共機関は、現金やICカードの準備が必要になります。タクシーも高額になった場合、カードが利用できれば問題ありませんが、現金のみの場合も不足しないよう注意が必要です。一方、スマートシャトル®は定額のためオンライン事前決済が可能です。もし、空港への到着がギリギリになったとしても、降車時に支払いの時間を取られることはありません。
複数名でお得に使える
スマートシャトル®は大型ワゴン車のため、複数名での利用が可能です。3名以上でも割引があり、大人数の移動にも最適です。さらに、一人ひとりの座席も確保されているため、広々とした空間で移動ができ、満員電車への心配もなくなります。
まとめ

押上から成田空港までの移動手段を4つ紹介いたしました。
どの方法にも、メリット・デメリットは存在します。自身の状況によって、最適な方法を選択しましょう。
スマートシャトル®は、リーズナブルでありながら快適に移動ができる手段です。AIが最適なルートも提案してくれ、プロドライバーが運転してくれるので、安心して利用できます。ぜひ今後の交通手段の一つとして検討してみてください。